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後期研修医募集

1、概要

 のぞえ総合心療病院では2年間の初期研修を終え、精神保健指定医、精神神経学会専門医を目指す医師を対象に後期臨床研修医を募集する。また、他科から精神科への転科を目指す医師や他の精神科病院から精神保健指定医の症例獲得や当院での集団精神療法の研修を目的とする医師を合わせて募集する。

2、研修期間

 原則3年間であるが、その後の研修の継続に関しては、その時点の面接などで決定する。

3、当院の特徴

 入院部門では150床の全てが精神科スーパー救急病棟(150床)の認可を受けており、短期入院加療を行っている。医師、看護者、CP、PSW、OTR、などあらゆる職種、さらには患者、家族、ボランティアまでもが治療に参画できる「治療共同体モデル」に基づく、我が国では稀な力動的チーム医療を展開している。外来部門は、デイ(ナイト)ケア、外来OT、訪問看護などを統括した外来リハビリテーション部、宿泊型自立訓練施設、グループホーム、共同住宅などを利用した住居リハビリテーションプログラム、多機能型就労支援事業、地域活動支援センターを利用した就労準備プログラム等が準備されている。
 これらの入院部門と外来部門、社会復帰部門の有機的なつながりにより、H26年度入院患者数1150名、退院患者数1150名、さらに平均在院日数は47.6日と従来にない精神科病院における短期入院、外来中心の治療実績を作り上げている。

4、研修の特徴

 当院での後期臨床研修は指導医による指導の下、主治医として診療にあたる。主治医として責任ある立場を担うが、常にバックアップ出来る体制は整えている。また指導医の指導だけではなく、週3回の上級医師によるスーパービジョンがあり、症例の連続したアドバイスや診療上のコツを聞くことが出来る。症例は、統合失調症圏、感情障害圏、器質性疾患を含めて全ての精神疾患、若年期から老年期までのあらゆる年代の疾患を経験する事が可能である。さらに精神科救急病棟にみられる超急性期での患者の対応から、社会復帰施設の利用の仕方まで精神科医として必要な急性期から慢性期までの総合的な臨床能力を養うことが出来る。当然、精神保健指定医や認定医取得のための症例は、一年で充分に取得可能である。
 当院は米国メニンガークリニックをモデルとした「治療共同体モデル」に基づく多職種による集団力動的医療を展開している。これは従来の記述的チーム医療とは異なり、薬物療法だけに偏らず、階層秩序による多職種と患者の関係ではなく、看護師や精神保健福祉士、心理師やその他、全ての職種と患者が重なり合いの関係により治療を行なうものである。その結果、患者の持つ健康な能力を引き出し、より体験や環境要因の強い疾患(境界例レベルの疾患)さえも入院治療を可能にしている。

5、研修プログラム
(卒後3年目)

【初期プログラム】
各疾患の典型症例の入院患者を3~6名程度担当する。
1、患者及び家族との面接の実践が出来る
2、疾患の概念や病態の理解があり、標準的な治療が出来る
3、精神療法の理解、実践が出来る
4、精神保健福祉法の理解と正しい運用が出来る
5、集団精神療法の理解が出来る

(卒後4年目)

【中期プログラム】
入院患者を6~12名程度担当する。
1、精神科救急の対応が出来る
2、精神科リハビリテーションの理解が出来る
3、集団精神療法において役割を担う。
3、各学会などで発表が出来る。

(卒後5年目)

【後期プログラム】
入院患者を12~15名担当する。
1、特定医師としての業務を遂行する。
2、専門医・精神保健指定医取得のためのレポートを作成出来る

6、コメント
連理 貴司 医師 (診療部長)

【当院の研修システムのからくり】
 学生の頃から疑問でした。医学教育ではいつも総論から始まり各論に入っていく。しかし必要な流れはその逆だろうと。まずは医療現場で役割と責任を持ち、病を抱えている患者と出会い、関わり、疑問や模索をする。必要に迫られた状況で、動機を持つことが全ての始まりのはず。脳で学ぶ学習ではなく、臨床医として情緒的に刺激された心が、脳と身体を使って学ぶこと。つまり医療現場に入って学ぶといった各論を積み重ね、年月かけて自分の総論が出来上がることが自然な形だと思います。
 研修医にも個々の特性があり、伸びていく分野と時期が個々に異なります。彼らには、無理のない個々のペースで自然に成長するような環境が必要です。
 当院の臨床現場では、患者の病態と人格特性に焦点を当て、生物的・心理的・社会的の三軸でアプローチされます。精神科医が責任者となり、看護師・ソーシャルワーカー・作業療法士・臨床心理士から成る多職種チームが関わり、患者集団による情緒的・社会的体験の中で、個々の治療が展開するようになっています。ほとんどの患者が2カ月前後の短期入院を経て地域に戻り、個々の課題によって、一般外来のみならず、デイケアセンター、訪問看護、救急外来、社会復帰施設、共同住居、就労支援事業などを活用して、最先端の精神科医療が実践されています。当院の電子カルテ統合システムもこうした臨床ツールのひとつであり、当院の治療ソフトとハードのすべてが治療のために統合されているのです。
 当院の研修システムは、こうした臨床現場の中で研修することにより、いつの間にか精神科医としての個々の素養や感性が磨かれ、そして成長できる「からくり」が組み込まれているのです。

吉島 秀和 医師 (医局長・救急病棟医長)

【力動的チーム医療の一員として学ぶ】
 当院での研修の一日は指導医についての朝の回診から始まり、その後、電子カルテを駆使し、全職種で議論し合う全体診療会議に参加します。そして指導医の外来、病棟診察、集団精神療法に参加しながら先輩医師のやり方を肌で学んでいきます。更にバックアップ体制のもと主治医となり臨床経験を積んで行きます。当院の研修の特徴は精神保健指定医や専門医に必要な症例の経験、薬物療法をはじめ基礎的な精神医学の知識を習得する事は言うまでないですが、わが国には稀な力動的精神医療を学べることにあります。そして、何よりも医局が温かい雰囲気のもとお互いに自由に意見を出し楽しく、時に厳しく仕事が出来るのが最大の特徴ではないでしょうか。当院には沢山の見学者が来ますが、その病院らしからぬ外観、そして力動的チーム医療の実践に驚かれます。ぜひ、一度、のぞえ総合心療病院に足を運んで、実感してみてください。

分山 博文 医師 (後期研修医<特定医師>)

【患者と家族に笑顔が戻る当院で、一緒に働きませんか】
 のぞえ総合診療病院の最大の特徴は、医師だけでなくあらゆる職種(Ns,CP,PSW,OT等)さらには患者やその家族までもが治療に参加する「治療共同体」にあり、スタッフとの関わりや患者同士の雑談など入院生活の全ての言動が治療に反映されます。病棟には笑顔が溢れ、その結果、患者の健康的な側面が最大限に引き伸ばされ短期間で良くなっていきます。実際、長期入院の弊害が指摘されている中で、当院の入院日数の短さは全国でもトップクラスの実績を誇っています。
 また、医局も明るく開放的であり、上級医には必ず相談にのってもらえるので、一人で悩みを抱え込む必要はありません。当院の病床数は150床と一般的な精神科病棟と比べると小規模ですが、当院を頼って九州中から患者が集まってくるので、指定医取得に必要な症例も十分にあります。私は6ヶ月で全症例が集まりました。ぜひ一度、雰囲気を味わいにきて下さい。

7、処遇など

【身分】     常勤職員    給与  面接時相談 (当直費は別途)
【研修休暇】   春休み1週間、夏休み2週間、秋休み1週間、冬休み1週間
【学会、研究会】 出席可能
【諸手当】    宿日直手当て

 

8、医局の構成(H26.4現在)

(常勤医師)  精神保健指定医11名、後期臨床研修医8名(内、特定医師4名)
(非常勤医師) 精神保健指定医11名 (内、精神保健指定医4名 常勤換算1.625名)

出身大学(常勤医師のみ)

  • 慈恵医科大学1名、東京医科大学2名、九州大学1名、
  • 熊本大学1名、久留米大学7名、鹿児島大学1名
  • 長崎大学1名、秋田大学1名、鳥取大学1名、福岡大学2名、
  • 琉球大学1名
 

9、応募方法

  1. 募集人員:若干名
  2. 選考方法…随時、下記の通り面接予定
  3. 問い合わせ先…
   面接の詳細に関しては電話、Eメールで連絡をいただきます。
   尚、見学に関しては、事前に連絡があれば、随時、受け付けます。


〒830-0053
 福岡県久留米市藤山町1730番地 のぞえ総合心療病院
  TEL:0942-22-5311   FAX:0942-22-0879
  • Eメール:info@nozoe-hp.jp
    • 医局長:吉島 秀和  事務部長:平山 文也