堀川 百合子

副院長
精神科救急病棟医長

精神科医、精神保健指定医,認定集団療法家
アルコール依存症・薬物依存症等の集団精神療法、性的外傷を受けた女性の個人及び集団精神療法、摂食障害

略歴

昭和27年(1952):福岡にて生まれる
昭和52年(1977):東京医科大学卒業
平成 6年(1994):堀川公平会副理事長・野添病院副院長
     (精神保健指定医,認定集団療法家,救急病棟医長)
平成17年(2005):医療法人名をコミュノテ 風と虹
           病院名を「のぞえ総合心療病院」に変更する


 この間に
昭和63年(1988)~平成元年(1989):米国メニンガー・クリニック
  (1) A-DARP(アルコールおよび薬物依存症治療病棟)
  (2) EDU(摂食障害病棟)等にて研修
平成 元年(1989):『ストレスと女医』翻訳(シュプリンガー・フェアラーク社)

役職

  • 医療法人 コミュノテ 風と虹 のぞえ総合心療病院副理事長・副院長・救急病棟医長
  • 日本精神神経学会精神科専門医及び専門医制度指導医
  • 日本精神分析学会認定精神療法医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本集団精神療法学会認定集団精神療法医
  • 日本集団精神療法学会認定スーパーバイザー
  • 日本アルコール関連問題学会 評議員
  • 九州アルコール関連問題学会 監査
  • 福岡県児童虐待防止カウンセリング協力医
  • 「未来少年久留米運営会議」委員
  • 福岡県立筑後いずみ園 嘱託医

プロフィール

 東京の医学部を卒業した私は、地元に戻り九州大学医学部の第2内科で尾前照雄教授の下、2年間の研修を受けました。研修終了後は父の勧めで牧角教授の法医学教室で助手になりました。父が当時近隣地域の検死を一手に引き受けていて、その現場に同行する機会も多く、法医学に親和性があったのは確かです。当時の私は、父が患者さんをはじめ弱者に対して殊のほか気を遣う一方で、正義感の強さが災いして敵も多く、このアンバランスさが何に由来するのかを知りたかったのです。一方父と同じ道を選ぶことで、父が楽になり、穏やかになってくれることを期待したのかも知れません。また、そうした父をいつも正しいと信じ、陰になりながら一家を支え、我慢の人であり続けた母についても大好きでしたし、理解したかったのです。それが理由の一つかもしれませんが、薄情にも私はその後すぐに法医学教室を辞め、精神科医と結婚して久留米に転居し、それまでの関係を断ったのです。嫁ぎ先の久留米で、夫と家庭を築きながら、自分に与えられた環境の中でできることは何なのか、ずっと考えながら歩いてきました。それが精神科病院における内科医の役割だったり、メニンガークリニックで出会った慢性頭痛の治療だったり、女医の生き方だったりと紆余曲折ありながらも、結局は精神科医となって、昔からの疑問について考えるようになったのかもしれません。
 結婚当時より、夫が神田橋先生のスーパービジョンを受けに、毎週一度朝早くから出かける姿を見送りながら、精神分析学会に発表する原稿を読みながら、さらに当時毎年開かれていたメニンガーワークショップで高橋哲郎先生のスーパービジョンを受ける姿を見ながら、「夫をこれまで魅了し続けている精神医学、精神分析とは何者なのか」と、私自身が興味を持つようになったのです。さっそく(夫の)「門前の小僧」は、精神医学、ことに集団精神療法や個人精神療法を学ぼうと、福岡精神分析セミナーに通いながら目の前の臨床に応用し、精神分析学会で発表して経験を積むことにしました。さらに、メニンガークリニックで学んだアルコールおよび薬物依存症、摂食障害に対する集団精神療法を全ての原点として、その後、種々の治療のためのグループを立ち上げる過程で多いに助けられました。こうした流れの中で、夫以外の師について個人精神療法を学びたいと思うようになり、九州大学の北山修先生(精神科医であり、元フォークシンガーでもある:“あの素晴らしい愛をもう一度”の作詞等)に3年余り個人スーパービジョンを受けたのです。
 私はこのように、今自分に何が求められているのかを常に考えながら生きてました。それが現在の、
「『コミュノテ風と虹』の環境(ソフトもハードも)をより心地よいものに整える」ことに活かされているのかも知れません。ただ、これからは人目を気にせず、「自分がやりたいこと」にもっと目を向け、楽に生きていければと思います。


趣味:好きな車を大好きな曲を聴きながらゆったりと運転し、ぼんやりとすごすことが好きです。子供の頃は鉄棒の上で(腰を掛けたりぐるぐる回りながら)何時間も過ごしていました。最近は家族とゴルフをやっています。しばらくやめていたテニスを先日からまた始めました。サッカーは観るだけですが、この上なく好きです。音楽はショパンからベンチャーズ、シルビー・バルタン、バリー・ホワイト、フリオ・イグレシアス、アンリ菅野、小野りさ、来生たかお、チューリップ…と、涙を流しながら聴いてます。映画は邦画の砂の器、男たちの大和、ドールズや洋画では戦争と平和(ロシア版)、シェルブールの雨傘、パリは霧に濡れて、男と女、ゴッドファーザー、イル・ポスティーノ、蝶の舌、海の上のピアニスト、タッチオブスパイスなど。絵画は洋画日本画に限らずエネルギーを感じるものが好きです。


読書:本を読みながら、ぶつからずに歩ける能力をもっています。