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治療共同体の基本理念

  • 社会的な構造(コミュニティ一)そのものが考えや感情や行動を修正する力を持つ。
  • 社会的規範は行動を修正させる潜在的力である。
  • 精神機能に障害を持つ患者さんであっても、同時に多くの未知の能力を持っている。
  • スタッフ同様、患者さんも援助能力を持っている。
  • スタッフ同様、患者さんも責任ある行動を取りうる。
  • 心を開いて他の人々と交流し合うといった結びつきは、コミュニティ一を治療的なものにするには不可欠なものである。こうした理由から、当院では多くの会合(ミーティング)を必要とする。
  • スタッフ間の障害された人間関係と患者さんの障害された行動との間には直接の因果関係がある。
  • スタッフの役割は患者さんが“成長"することを、つまりコミュニティ一における生活体験から多くのことを学び、成長するよう勇気づけ、それを許すことである。
  • 各専門職種間の情報交換は治療上きわめて重要である。患者さんの治療に関する重要な決定はチ一ムレベルでなされてこそ最良である。
  • チ一ムは決定において民主制をとっているわけではないが、患者さんも,治療スタッフも誰もが自分たちの考えを出し合うよう鼓舞されるものである。
  • 治療共同体とは治療形態であると同時に、1つの生活共同体である。多くの治療形態のように、その最終目標が治療的であるということである。また多くの生活共同体のように常に変化している。つまり、そこに住む人々の必要性や息遣いや価値感や振る舞いや生きる術を反映している。このように、治療共同体とは近づいても決してたどり着くことのない目標に向かう発達過程なのである。