HOME | 病院部門 | こども診療部門

こども診療部門

幼児・児童及び思春期に関わる地域精神医学的枠組み」について

  •  社会を舞台に成長・発達していくこども達の中に、不器用で落ち着きがなく、学習に困難さを抱え、集団に馴染めず、他児との人間関係が作れないだけでなく、コトバでのコミュニケーションを普通に成立させることのできないこども達が増えていることが目に付きます。同時に、性被害やトラウマを抱えたこども達、衝動性のコントロールが上手く行かず、攻撃的で暴力的な行動の問題を抱えているこども達も増えています。
     この様なこども達に対して、当院では、外来での相談や次に示している各種検査及び薬物治療やカウンセリングはもとより、こどもを取り巻く家族や社会資源と連携を取りながらの入院治療も実践しています。
     このページでは、こども(発達に沿った乳幼児・学童期・思春期・青年期)の呈する代表的な症状と原因となっている要素の理解と発達障害のこども達が抱えている困難さを紹介します。

    1.発達障害への取り組み

     ・多動性障害
       ⇒注意欠陥多動性障害
        →衝動性亢進多動型
        →不注意優勢型
     ・学習障害
     ・広汎性発達障害
     ・アスペルガー症候群
       6歳未満及び学童期初期
        →K―ABCⅡ(予)、J―MAP、SI(感覚統合スクリーニング)、
         WISC―Ⅲ、WISC―Ⅳ
        →新版K式、VINE LAND日本版、BALEY TEST、
         M―CHAT など予定
        →感覚統合訓練、心理療法、心理教育的アプローチ(家族・
         患児)、教育者相談
       学童中期から思春期
        →心理検査;WISC―Ⅲ、WAIS―RまたはWAIS―Ⅲ、
         SCT、バウムテストなど
        →精神療法、カウンセリング、心理療法、運動療法、
         集団精神療法
        →薬物療法;衝動性のコントロール、うつ状態、
         強度の睡眠障害、強度の強迫行為、
         強度の不安・パニック状態等
    2.被虐待児と家族への取り組み
    3.社会資源との連携;市町村の発達相談、
               教育行政との連携(研修、就学委員会)、
               児童相談所との連携、
               青少年サポートセンターとの連携、
               警察(少年課)、
               家庭裁判所(少年係)との連携、
               小児科との連携
    4.不登校・引きこもりへの関与
    5.集団療法の多様性と技法
    6.入院治療の形態;2週間パス、4週間パス、長期化の場合
    7.療育・発達の促進的環境;母子関係への心理教育的アプロ-チ
    8.周産期の問題への関与
    9.人間の生命と発達 PDF